車の下取りと買取の違い

 
自動車は現代人にとっての主要な交通手段の一つであり、電車や地下鉄などが十分に発達した現代であっても利用されつづけています。

最近では技術革新によって、いま乗っているものより高性能な自動車が随時発売されるようになってきていますから、多くの方が「いま乗っている自動車を下取りに出して、新しい車に乗り換えよう」というように考えています。

この「車下取り」という言葉は多くの人が使っていますが、これは本来「車買取」とは異なる意味であるということをしっかりと把握している人は多くありません。

では、車下取りと車買取の違いはどこにあるのかというと、もっとも異なるポイントは「新しい車の販売業者が、使っていた車を自分のところで引き取るか、それとも他の業者が引き取るか」ということです。

ウエイク

車下取りにしろ車買取にしろ、手放すために「車査定」という手続きを経て業者に引き取ってもらい、現金化するということに変わりはありません。

しかしながら、「下取り」という場合には本来「引き取ってもらった業者から新しい車を買う」ということが想定されているのに対し、「買取」という場合にはそうではありません。

公共交通機関が十分な状況であるために車を手放し、もう新しい車を業者からもう買うつもりはないというような場合も「車買取」ということになりますが、こういうケースは稀です。

ほとんどの場合「車買取」というのは、新しく車を購入する業者の「下取り」では査定額があまりにも低いために、愛車を別の車買取専門業者に売却することを言います。

では、この知識がどういうときに役立つかですが、もちろん最も役に立つのが愛車を査定に出すときです。

「車査定」では通常、それぞれの車の現在の状態をベースに価値が算出され、それが車の所有者に対して提示される車査定額ということになります。

「車買取」の場合はとくにこの認識で問題はありませんが、下取りの場合、販売業者は引き取った車をさらに売却して儲けたいのですから、お客さまが来店した折には、さまざまなサービスを申し出る可能性が出てきます。

特に多いのが「査定金額のアップ」や「車購入時の特別な割引」などです。とは言っても、「下取り」より、「買取」のほうが断然、査定額が高いということを知っているユーザーは、買取の場合と比較するために、下取りの場合の査定額を知りたいだけかもしれません。

というわけで新車・中古車に関わらず、現代において自動車を販売するということはそう簡単なことではありません。

長引く不況のなかで消費者は無駄な買い物を控えるようになっていますし、度重なる消費増税によって、本来あったはずの需要は「駆け込み需要」という形で失われてしまっています。

そうした状況において、販売店に現れて下取り査定を依頼してくるユーザーというのは、販売業者にとって非常にありがたい存在なのです。

そしてそういったユーザーが、複数のメーカーの車を購入検討の対象にしていたり、同じメーカーの同じ車種であっても違う系列のディーラーからも購入を検討していれば、熾烈な奪い合いということにもなります。

自社の車の購入を検討している顧客が不満に思うような下取り査定額を提示してしまったり、不充分なサービスしか提供できないというようなことであれば、他社から車を購入されてしまうかもしれません。

もちろん、その顧客が初めから下取り査定は参考までに依頼しているだけで、下取り額が安くても他社の車を購入するつもりはないかもしれません。あるいは、同じ車種を購入するつもりなら、販売価格やサービスの程度を見比べているのかもしれません。

その見極めはなかなか困難ですから、業者からしてみれば大きな売り上げを逸するかもしれないという危機感もあります。

したがって、ユーザーからみれば車の買い替え時期というのは、愛車の売却の方法いかんでは、査定額を大きく向上させることもできますし、販売業者からさまざまなサービスを引き出すことのできる大きなチャンスでもあります。

しかたがって、われわれユーザーが車の買い替え時期になすべきことというのは、まず最初に売却方法を誤らないということです。

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